以前、高崎YOU HALLで開いたイラスト展で、描いたものです。
このイラスト展をした際に、いらしてくださった方に言われた、心に残っていることがあります。
イラスト展は1月の期間中だったので、阪神・淡路大震災のあった1月17日にふらりと立ち寄ってくださった方の感想でした。
「ありがとう。くよくよするのがバカバカしくなりました。」
震災があった当時、大阪にその方はいたらしく、震災であった色々な悲しいことに
胸を痛めてその日は過ごしていたということでしたが、イラスト展にふらりと立ち寄ってくださり、私の絵を見て、こんな風に感謝の言葉をかけていただきました。
阪神・淡路大震災が起きた当時は私は小学6年生でしたが、
あまりその時の記憶はなく、テレビで高速道路などが倒れているのを見て覚えていたくらいで、全く別の場所での出来事として捉えていました。
被害に合われた方々の痛みを、しっかりと理解はしておりませんでした。
思いがけずその日に、自分の描いたものが震災に合われた方の心につながって、非常に驚いたのを覚えています。
自分の描いたものが影響して、少しでも元気になってもらえるんだ…と。
イラストを描く意義を教えていただけた出来事でした。
今年で20年たつということです。
当時の様子をメディアの写真などで見返すと
本当に言葉がありません。想像を絶する状況がさらに現実としてあったと思います。
自分も忘れずに、できることに取り組んで、過ごしていきたいと思います。